2カード連続負け越しも勝率5割は維持。ここが踏ん張りどころか

同率2位で並ぶ日ハムとの3連戦となった今カード。
勝ち越して貯金を作りたいところだったが結果的には1勝2敗の負け越しとなった。
今カード2戦目は8点差をひっくり返す大逆転劇となったが、思えばこの勝利がなければ3連敗もあっただけに危機感も強まってきている。

今カードの戦評(対日本ハムファイターズ7~9回戦)

今カード初戦は5回に先制を許すと7回にも2点を奪われ0-4。その裏にウィーラーのソロ本塁打で反撃ムードになりかけたが、3番手で登板した戸村がまさかの大炎上で9失点。打線も有原の前に沈黙し1-13で敗れた。

2戦目も初回から先制を許す嫌な展開となった。更に3回に1点、4回には一挙5点を奪われ4回表が終了した時点で0-8と大量リードを許した。
しかし、先週7点差のひっくり返したイーグルス打線はこの日も諦めてはいなかった。4回裏に浅村、銀次の安打などで満塁のチャンスを作ると、ここ最近好調のブラッシュが満塁本塁打を放ち、一気に4点差に詰め寄る。その後は中継ぎ陣の踏ん張りもあって両チーム無得点で進むと、8回裏には再びブラッシュが2ラン本塁打を放ち、その後には嶋もソロ本塁打を放って1点差に迫った。そして追い詰められた9回裏、先頭の浅村がソロ本塁打を放ってついに同点に追い付くと、延長11回裏にウィーラーの犠牲フライでサヨナラ勝ちを収めた。最後は三塁走者の藤田が相手捕手のタッチをかいくぐるスーパープレーで生還し、9-8で勝利した。

今カード3戦目は年に一度の東京ドームでの主催試合となった。大勢の関東近郊のイーグルスファンが観戦し、一層期待の高まる一戦となったが、ファイターズの投手陣を前に前日とはまるで別チームかのように打線が沈黙。銀次と島内の2安打のみに終わり、0-2で敗れた。

先発陣の総評

今カード初戦は釜田が先発。前回登板のソフトバンク戦では4回途中7失点と試合を作れず悔しいマウンドとなったが、この日は6回2失点と先発の役割は果たした。負け投手にはなったが復帰してからコンスタントに登板ができ、なおかつ今回のようにある程度試合を作れるようになればローテーション入りの期待は高まる。まだ腕の状態を見ながらにはなるだろうが、かつての輝きを取り戻しつつあるのは間違いない。

2戦目の先発は古川。こちらは逆にこれまでの3登板はいずれも3失点以内と好投を見せていたが、この日は4回8失点で降板した。8被安打、2被本塁打とファイターズ打線に打ち込まれた。チームは驚異の粘りで逆転勝ちしたから良かったものの、悔しい内容となった。
とはいえ、これまでの内容が良かっただけにこの試合だけでは責められない。再び課題を修正し、次回登板では今シーズン初勝利をマークして欲しい。

そして今カード3戦目の先発は辛島。立ち上がりでピンチを招いたが何とか切り抜け、徐々にテンポの良いピッチングとなった。6回まで無失点と粘り強く投げたが、7回表に2本の安打で失点した。とはいえ、その後はしっかりと抑えて7回1失点。先発としては素晴らしい内容だったが、打線の援護なく今シーズン初黒星となった。

今カードは先発投手が試合を作った試合を落とし、先発が炎上した試合を勝つということになった。
確かに2戦目の逆転劇は素晴らしかったが、先発が6回、7回まで投げて試合を作った展開を落とすのは非常に勿体ない。

中継ぎ陣の総評

カード初戦で戸村が大炎上となったが、過去には戸村の好投で救われた試合もあっただけに、この日だけで責めることはできない。
今カードでは前のカードで精彩を欠いたハーマンが抹消され、新外国人のブセニッツがついに一軍デビューとなった。ファームでの投球を見る限りでは力強いストレートと鋭く変化するカーブが特徴的で、比較的ハーマンと似ている印象があった。とはいえ、実際に一軍のマウンドとなると雰囲気や相手打者も異なりどうなるかと思ってはいたが、1回をきっちりと抑えて幸先の良いスタートとなった。

また同じく今カード2戦目は今野がロングリリーフで役割を果たし、3回無失点と好投したことでチームの勝利を呼び込んだ。
中継ぎ陣の負担が大きいと言われている中で、こうした新しい戦力が活躍し、主力が大事な時に良いパフォーマンスを発揮できる体制になっているのは好材料と言える。

野手陣の総評

今カード2戦目の8点差をひっくり返した試合はお見事だった。中でもブラッシュが2本の本塁打で6打点を叩き出すと、嶋が逆方向への本塁打、そして追い詰められた9回に浅村が起死回生の同点弾を放つなど一発攻勢で追い付いた。最後は藤田の執念もあってサヨナラ勝ちとなり、球団史上初の8点差からの逆転勝利を掴んだ。

一方で、初戦と3戦目は打てなかった。初戦は相手先発の有原を前に8回4安打1得点と抑え込まれ、3戦目は左投手を中心とした投手リレーを前にわずか2安打。3戦目はそれでも四球などでチャンスを作ったシーンもあったが、決定打が出なかった。

3戦目に関しては、あくまでも私の憶測ではあるが、もしかすると前日の劇的な勝利の後で消耗が激しく、なおかつ東京への移動もあって普段以上に疲れがあったのかもしれないと考えている。そのくらい打線に元気がなく、見せ場の少ない試合となった。

今週末は東京から千葉への近距離となるだけに、次のカードでは再び暴れまわってほしい。

チームの総評

結果としては負け越しだが、全体的な印象としてはチグハグしているように見えた。

先発陣の総評でも書いたが、釜田と辛島が好投した試合で敗れ、古川が炎上した試合を勝った。
今シーズンこれまでの試合を見る限り、イーグルスの良さは明らかに打線の強化、好調にある。7点差でも8点差でも逆転できるだけの打線は12球団を見てもそうはいない。
だからと言って2~3点差なら簡単に逆転できるのかと言えばそうではないだけに、今カードのような負け越しは何だか引っ掛かるものがある。

チームとしては再び勝率5割で貯金は無くなった。今シーズンはロッテも調子を上げてきており、現在3位に付けている。
今週末のロッテとの3連戦は非常に重要なカードになりそうだ。

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イーグルスファン通信【編集長】

イーグルスファン通信【編集長】

2006年の野村克也監督時代からのイーグルスファン。本格的に応援し始めたのは2016年頃から。関東拠点のため1軍の現地観戦はZOZOマリン、メットライフがメイン。交流戦でのハマスタ、神宮、東京ドームは外せない。 イーグルスファンならではのコンテンツを心掛けて執筆しています。

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