今カード32安打15得点も20失点で3連敗。先発陣は奮起を

本拠地で千葉ロッテマリーンズを迎えての3連戦となった今カード。
平成最後の公式戦ということもあり気持ち良く令和時代に行きたいところだったが、結果は最悪のものとなった。
しかし、結果の割に内容としては悪くない部分もあった。今カードの振り返りと分析をしながら5月に向けたキーポイントを探っていきたい。

今カードの戦評(対千葉ロッテ4~6回戦)

今カード初戦はTOHOKU BLUEと題して選手が青いユニフォームを着用する特別な一戦となった。
先発の美馬は初回から2失点すると続く2回も3失点。序盤で5失点と試合を壊してしまった。
それでも打線の奮起で5回までに5-5の同点に追いつくも、9回に松井裕樹が井上に適時打を浴びて踏ん張れず、これが決勝点。相手チームを上回る12安打を放ったが6回以降は得点できず、5-6で敗れた。

続く2戦目は安樂が先発。初回にウィーラーの適時打で幸先良く先制したが、その後2回に3失点してあっという間に逆転される。
それでもすぐさま3回裏にブラッシュの3ランで5-3と逆転に成功するも、再び4回表に安樂が安打と四球で満塁のピンチを招くと、藤岡の適時打で同点に追いつかれた。後を託された石橋も火消しとはいかず、この回6失点となりビッグイニングを作られてしまった。
打線は4、5、6回と1点ずつ加えてジワジワと追い上げを図ったが、逆転には至らず8-10で敗れた。

平成最後の公式戦を本拠地で迎えた今カード3戦目。
先発は2年目の近藤が連敗ストップを託されたが、2回表に田村から3ランを打たれて3失点。またしても序盤でリードを許した。
その後、4回裏には島内と銀次の適時打で1点差まで詰め寄るも、そこから同点あるいは逆転することはできず、またしても相手チームを上回る10安打を放ちながら2-4で敗れた。

終わってみれば今カード3連敗で、前のカードから続く5連敗と後味の悪い結果となった。

先発陣の総評

今カードは結果的に乱打戦の傾向が強く、3試合のトータルスコアは15-20となった。
つまり20失点しているわけだが、そのうちの15失点が先発投手によるものだから情けない。
それも3試合続けて2回までに失点しており、5回までに5、9、4失点と序盤で崩れているのは明らか。
逆に言えば、6回以降は2失点しかしておらず、そのうちの1失点が初戦の決勝点になっているなど、不運な部分もある。

今カードで先発した美馬、安樂、近藤だが、美馬は今シーズン立ち上がりが良かっただけに今回の内容は厳しい。
再三にわたって話に出るが、則本、岸という二枚看板が不在の中、年齢的にも経験的にもチームを支える存在でなければならない。
もちろん、則本や岸が打たれることもあるが、彼らの強みは打たれても6、7回くらいまでは投げられること。
つまり、悪いなりに踏ん張ることができ、あとの中継ぎ陣への負担を少しでも抑えることができる。

則本、岸は球界を代表する投手であって彼らと美馬を比較してはいけないのかもしれないが、かといって一軍と二軍を行き来するような二流投手でもない。それにしても良い時と悪い時の差が激しすぎるため、全幅の信頼を置けないのが正直なところではある。

安樂、近藤は若手の一角で、まだまだ先発ローテーションを守れるほどの安定感がないのは仕方ない。
エースが不在の中で起用するしかないという首脳陣の事情もよく分かる。
とはいえ、逆に言えば現在の状況は若手にとってチャンスでもあり、ここから自分で先発ローテーションを掴み取ってもらわないことにはチャンスは回ってこない。

今は明らかに先発投手が不足しておりまだまだ登板機会はありそうだが、何とか6回3失点くらいまで投げられる投球に期待するしかない。

いずれにしても、今カードの内容を観る限り先発投手の役割を果たせていないことは明確であり、先発投手が試合を作れるかどうかでチームの勝敗を左右する状況になっている。

こうなってしまったからには、シーズンを通して先発ローテーションがどうこうというより、先発投手の枚数を増やし、一軍と二軍を行き来させてでもいいから目の前の試合を全力で勝ち切ってほしい。

中継ぎ陣の総評

前述の通り先発陣が苦しんでいる以上、中継ぎ陣にしわ寄せが行くのは必然的。
更に接戦が続いているだけに勝ち試合でも起用する主力投手を使わざるを得なくなり、それで勝てないのは痛い。
いくら今シーズンは中継ぎ陣の層が厚いとはいえ、序盤でここまで負担が来るとは首脳陣も予測は出来なかっただろう。

その心中を察するところはあり、接戦なら良い投手から起用するのが采配としてはベターであることも間違いない。
幸い、結果的には終盤の失点は少なく、カード初戦で松井裕樹が敗戦投手になったのも長いシーズンを戦っていれば仕方ないこと。

とにかく今は少しでも長く先発投手が試合を作り、主力選手が程よい間隔で登板しながら勝ち試合をものにしていきたい。
そのためには中継ぎ陣に踏ん張ってもらうしか今のイーグルスが戦い抜く道はない。

野手陣の総評

今カードはトータルすると32安打15得点と良く打った。
とはいえ、初戦は相手チームを上回る12安打を放ったが5得点で敗れ、そのうち4得点は本塁打によるもの。
つまり安打は出ているが点に繋がっていないという課題はある。

今カードではブラッシュが3本塁打と状態を上げているほか、茂木もコンスタントに当たりが出て3割を維持している。
浅村も本塁打や繋ぎのバッティングが光り、2戦目の終盤には魂のこもったヘッドスライディングをするなど気持ちは途切れていない。

失策も無かっただけに全体的に内容は悪くないが、あともう1本が出ずに敗れるという歯がゆいシーンが目立った。

序盤でリードを許すと、どうしても野手頼みにならざるを得ないためプレッシャーも掛かるが、それに応えようとしているのも分かる。
だからこそ、この3連敗は痛いが、切り替えて状態を維持していくしかない。

チームの総評

前のカードから5連敗。
敗因は明らかに先発投手が試合を作れていない、これに尽きる。

連敗が続ければチームの雰囲気は悪くなりやすい。結果として好調だった打線のモチベーションが下がり、今度は投手陣が抑えても野手陣が点を取れない、なんてことにもなりかねない。

まずは先発投手が、せめて6回3失点くらいの内容で試合を作ってほしい。
後を投げる中継ぎ陣は負担が増えているものの内容は悪くなくて、それまでに野手陣の頑張りでリードしていれば勝てる試合は自ずと増えてくる状態であるのは間違いない。

則本、岸がいないことによる影響があることは間違いないが、それでもまだAクラスに残っている。
このままダラダラとBクラスに転落するのは避けたいし、鍵を握るのは先発の役割を果たせるかどうか。

次のカードは手ごわい相手になるが、まずは先発投手が試合を作れるかどうか、ここに注目したい。

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イーグルスファン通信【編集長】

イーグルスファン通信【編集長】

2006年の野村克也監督時代からのイーグルスファン。本格的に応援し始めたのは2016年頃から。関東拠点のため1軍の現地観戦はZOZOマリン、メットライフがメイン。交流戦でのハマスタ、神宮、東京ドームは外せない。 イーグルスファンならではのコンテンツを心掛けて執筆しています。

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