痛恨の敗戦・優勝を目指すとは思えない野手の体たらく~特別コラム~2021シーズン運命の8連戦Vol.2
2021/10/14
楽天 5 – 6 ソフトバンク
1位 オリックス
2位 ロッテ M9
3位 楽天 3.0
終盤で勝ち越し3点リードもミスが絡んで痛恨の敗戦となった。
今日の試合に怒らずしてファンと言えるだろうか。
負けた以上は厳しく書くしかない。
しかも、勝てた試合を落とした意味は大きい。
せっかくこれまで積み重ねたものが、いとも簡単に崩れるような気がしている。
先発・則本投手は精彩を欠くも踏ん張った
引き続き負けられない試合が続く中、先発はエースの一角である則本昂大投手。
しかし、序盤から精彩を欠いて球数が増え、5回で121球を要して降板した。
それでも2失点にまとめたのは最低限の仕事< この時点で中継ぎの負担が増えることは目に見えていたが、試合を壊すことなかったのは及第点としたい。
安楽投手は悪くない
その後は6回を酒居投手、7回を西口投手と繋いで無失点。
西口投手はピンチもあったが何とか抑えた。
7回裏には太田光捕手のタイムリーで勝ち越すと、続く山崎剛選手が値千金のツーランホームランで3点差とした。
これで勝負あったかに思えたが、8回表に登板した安楽投手がまさかの4失点で逆転を許した。
しかし私の意見は、安楽投手は悪くない、というものだ。
まずもって言いたいのは、安楽投手が失点したのは9月16日のバファローズ戦以来、約1か月ぶり。
その間11試合を投げて無失点に抑えている。
また今シーズンは55試合に登板して防御率1.52は素晴らしい数字。
こうした実績をもって、今日の「3」失点に悪評つけるのは流石に厳しすぎる。
柳田選手に打たれたヒットで1点差に追い詰められた、そこまでで仕方なしとみるのが妥当だろう。
※事実は4失点だが、あえて「3」失点とした理由は理解していただけるでしょう。後述します。
オコエは今すぐ二軍へ、オフには解雇を要求
今日最大の問題は8回表に4失点を喫した4失点目。
明らかに防げた失点で記録上も「エラー」となっている。
センター・オコエの怠慢プレーだ。
前の回、辰己に代打が送られて守備からの出場となったオコエ。
辰己も辰己で打率.220台では話にならないのだが、ここでは控えておこう。
問題のプレーは二死満塁で訪れた柳田選手の打球。
センター前ヒットだが深めの守備位置で2点タイムリーとなった。
それは仕方ないとして、捕球したオコエの返球に中継が対応できず、隙を突かれて3人目の生還も許してしまった。
中継カメラでも正確に追えてなかったため、何が起きたのか分からなかった。
しかし、明らかにオコエの返球が大雑把で、怠慢プレーだったとしか思えない。
これだけ緊迫した場面で、いったい何をしているのか全く理解できない。
明日から二軍へ。
そして球団にはオフでの解雇を強く要求したい。
いくら注目されおり身体能力が高いとはいえ、精神面がプロ野球選手ではないとしか言いようがない。
これまでもたびたび問題行動が報道されたが、それは目をつむろう。
なぜならフィールド外のことだからだ。
しかし、今日のプレーは明らかにお粗末。
ただでさえレギュラー争い、出場争いすらも厳しい外野手のポジションだ。
オコエがいなくなっても困るチーム事情ではない。
辰己も辰己で稀にお立ち台にたったら先輩に対して偉そうな口をきくが、打率.220台で出塁率も3割程度なら他の選手でもいいではないか。
守備がピカイチなのは間違いないが、最後はやはり打撃。
オコエと辰己は守備走塁能力は高いが、打撃や精神面では明らかに劣る。
ドラフト上位の過去は捨て去り、石井監督には厳しい対応を期待したい。
小さなミスと油断の蓄積
オコエのことばかり批判したが、その片鱗はあった。
今日は相手のホークスと同じ9安打同士で5-6。
スコアだけ見れば僅差だったかもしれない。
しかし、大きな違いはイーグルスの3失策。
そのうち1つは前述のオコエだが、7回表には浅村にもミスがあった。
結果として西口投手が踏ん張ったから良かったが、7回表も一歩間違えればビッグイニングになりかねなかった。
守備でミスをしても打撃でカバーできるのが浅村だが、ヒットでつなぐのがやっとの状態。
オリンピック出場もあって厳しい状態も理解できるが、であれば残り試合はすべて指名打者でいいのではないだろうか。
また、失策にはなっていないが9回表のサード茂木の送球も怪しかった。
こうした小さなミスが敗戦に繋がったとしか思えない。
マスコミ各社は安楽投手の4失点を大きく取り上げると思うが、それは違う。安楽投手は誤算ではない。
厳しい状況の中、7回裏に一挙三点を取って勝ち越した攻撃は素晴らしかったが、どこかで野手陣の油断があったように思う。
優勝するチーム状況ではない
イーグルスファンとして応援したい気持ちは強い。
しかし、だからこそ厳しい現実も受け止めなければならない。
今日は勝てる試合を引き分けどころか負けにした。
昨日とは真逆の展開だ。
石井監督の顔に泥を塗ったと言っても過言ではないだろう。
一方、2位ロッテは首位攻防戦を快勝。
順位は2位のままだが、残り試合の兼ね合いでマジックが点灯した。
更に敗れたオリックスまでも自力優勝の可能性が消滅。
昨日に続く快勝で、ロッテが一気にリーグ優勝へ加速した状況となった。
イーグルスはロッテとの直接対決が残り1試合で、しかもシーズン最終日と厳しい日程。
おまけに、こんな体たらく。
残念だが、優勝するには厳しいチーム状況といえる。
加えて敗れたのがホークスとあって、再び土壇場での失速、Bクラス入りすら頭をよぎってしまう。
どんな結果になっても最後まで応援するが、せめてもう少し納得のいく試合に期待したい。
いずれにしても、オコエは登録抹消せよ。
「テンつうしん」と申します。2006年からイーグルスファン/選手起用・采配・成績・チーム編成などを予想したり考えたりするのが好きです/個人運営ブログにてコラムなど書いている個人アカウント。発言内容は個人の見解です。
新聞や大手メディアでは書けないイーグルスファン視点で記事を企画、執筆するように心掛けています。
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