初戦から貧打にあえぐも今季初のサヨナラ勝ち~特別コラム~2021シーズン運命の8連戦Vol.1
2021/10/13
楽天 2 – 1 ソフトバンク
1位 オリックス
2位 ロッテ 1.5
3位 楽天 2.0
絶対に負けられない試合を勝ち切った。
我らが東北楽天ゴールデンイーグルスは昨日から優勝争い、クライマックスシリーズ進出をかけた運命の8連戦がスタート。
近年稀に見ぬ大混戦のパ・リーグで少しでも上位にいくため、絶対に負けられない戦いが続いています。
昨日はチーム状況と今後のポイントをまとめてみました。
今日からは「特別コラム」と題して、2013シーズン以来のリーグ優勝、2019シーズン以来のクライマックスシリーズ進出を目指すイーグルスを全力応援。
昨日からの8連戦を回顧しながら、最後どの位置に立っているかを見守っていきたいと思います。
今季初のサヨナラ勝ち
今シーズンは新型コロナウイルスの影響により延長戦が行われず、9回で終了という特別規定になっているのは既に馴染んでいるでしょう。
その影響もあって各チーム引き分けが多くなっています。
一方、イーグルスに関しては今季ここまでサヨナラ勝ちがなく、昨日が今季初のサヨナラ勝ちとなりました。
もう少しサヨナラ勝ちがあればもっと上位に・・・という気持ちはありますが、こればかりは仕方ない。
試合はホークス先発マルティネス投手の前に打線は沈黙。
一方でイーグルス先発早川隆久投手も奮闘するも、7回表に先制を許す嫌な展開。
しかし、8回裏に一死満塁から鈴木大地選手の犠牲フライで同点。
迎えた9回裏、相手投手は守護神の森唯斗投手。
森投手から点を取るのは決して簡単ではありません。
しかし、今シーズンに限っては自身はセーブ王争いの蚊帳の外。
更にチームも上位争いが厳しい状況。
こうした状況でモチベーションが上がらなかったかは不明だが、制球が定まらずチャンスが訪れます。
先頭の渡邊佳明選手が四球で出塁すると、その後もしぶとく繋いで満塁のチャンス。
打席は2013シーズンの優勝経験もある岡島豪郎選手。
ネクストは浅村栄斗選手が下がっていたため、ここで決めなきゃ引き分け覚悟。
見事に打ってくれました。
一時は負けを覚悟して、よくて引き分けかと思った試合で勝ち切ったのは大きい。
パ・リーグ順位(2021年10月13日終了時点)
上位のオリックスとロッテは首位攻防戦があり、ロッテが快勝。
これで首位オリックスと2位ロッテのゲーム差は僅かに1.5。
首位オリックスと3位イーグルスとのゲーム差も僅かに3.5。
まだまだ最後まで分からない状況が続いています。
イーグルスが残す対戦相手と試合数は下記の通り。(掲載順は現状の順位)
オリックスバファローズ:3試合
千葉ロッテマリーンズ:1試合
ソフトバンクホークス:3試合
西武ライオンズ:3試合
日本ハムファイターズ:1試合
自力優勝の可能性は絶たれているものの、首位オリックスとは3試合が残されています。
2位ロッテとは1試合ありますが、今シーズン最終戦となっているため、流石にそこまでには大勢は決しているでしょう。
上位2チームの動向も気になりますが、まずもってイーグルスは勝っていくしかありません。
先発・早川隆久投手の安定感
昨日の先発はドラフト1位ルーキーの早川隆久投手。
ここまでチーム2位タイの9勝をマークする活躍ぶり。
昨日もホークス打線を相手に冷静なピッチングを見せて7回1失点と好投しました。
登板中に打線の援護がなく10勝目はならなかったものの、素晴らしい活躍を見せてくれました。
例年であれば新人王間違いなしと言いたいところですが、今シーズンはオリックスの宮城投手も活躍。
10勝目をマークできるかにもよりますが、それと同様にチーム成績も重要。
もしイーグルスが逆転優勝して、早川隆久投手が10勝をマークすればあり得るかもしれません。
いずれにしても、すっかりチームに欠かせないエースとなっています。
課題の打線は一矢報いたが…
昨日の記事で打線の奮起が必要不可欠だと再三書きました。
しかし、ホークス先発マルティネス投手の前に沈黙する体たらく。
もちろんマルティネス投手も素晴らしい投手なのは間違いないが、相変わらず打てない。
確かに終盤同点に追い付き、最終回でサヨナラ、勝ち切ったのは大いに評価したい。
しかし一歩間違えれば好投したルーキーを負け投手にしかねない展開だった。
今シーズンは終盤の集中力があり、苦しい展開でも引き分けに持ち込むといった試合もあったのは認める。
とはいえ「勝ったからいい」と手放しには喜べない。
この時期は内容云々より勝ち切ることが重要だ、という意見もあるでしょう。
それはその通りで、勝ちと負けでは雲泥の差が出る時期になっています。
しかし、それは分かっているが、やっぱり物足りない。
同点打を放った鈴木大地選手、サヨナラ打を放った岡島豪郎選手はいずれもチームでは中心的選手。
こうした中心選手の活躍が必要不可欠と書いたので、その点は少し安心しました。
でもまだまだやれる。
昨日もピックアップした浅村栄斗選手。
そしてキャプテン茂木栄五郎選手。
更に昨日は代打で登場、粘って四球を選んだ銀次選手の活躍も必要だ。
引き続き、打って打って打ちまくれ。
投手陣は頑張っている。
野手陣が頑張っていないという意味ではないが、もっとやれるはずだ。
今夜こそ打線が繋がりホークスを完膚なきまで圧倒して欲しい。
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