嬉しい誤算!田中将大投手が8年ぶりに楽天イーグルス復帰決定!

楽天イーグルスファンにとって、これほど嬉しいニュースが舞い込んでくるとは。

イーグルスファンのみならず、プロ野球ファンや当事者であるプロ野球関係者にとってもビッグなサプライズがありました。

2021年1月28日、我らが東北楽天ゴールデンイーグルスはニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっている田中将大投手との基本合意に達したと正式発表をしました。

メジャーリーグでもまだまだ活躍できるであろう超一流選手ですが、様々な状況が重なり、国内電撃復帰が現実となりました。

そこで今回は田中将大投手が国内復帰を決断した背景や2021シーズンへの期待、チームに与える効果などをまとめていきます。

電撃復帰の背景は嬉しい誤算

新型コロナウイルスの影響によってアメリカ大リーグの各球団も経営難、異例のストーブリーグとなっています。

こうした状況でヤンキース残留か、もしくは移籍かの決断を迫られていた田中将大投手。
当初は「もしかしたらヤンキースから別の大リーグ球団に移籍するかもしれない」くらいの温度感でした。

しかし、報道が進むにつれてヤンキースが田中将大投手ではなく別の選手を獲得したこと、そして田中将大投手が提示する条件と球団の予算感に隔たりがあることなどが報道されると他球団への移籍が濃厚となってきました。

更に国内復帰という選択肢も浮上。

当然、そうなれば過去に所属していた楽天イーグルスしかない。
突如として国内・楽天イーグルス復帰の機運が高まりました。

大リーグでの移籍か、楽天イーグルス復帰か。

本人が出した結論は楽天イーグルスへの復帰でした。

その背景にはアメリカでの感染状況もあったことでしょう。
新型コロナウイルスによって大変なことがたくさんありますが、その影響がなければ、このタイミングでの国内復帰はあり得なかったと想像できます。

こればかりは「嬉しい誤算」です。

更に当初の報道では単年契約と伝えられていましたが、なんと2年契約で合意。
つまり今シーズンだけの限定的な復帰ではなく、2022シーズンまで国内でプレーする姿を見ることができます。

その後に再びメジャー挑戦があるのかは不明ですが、この辺りも新型コロナウイルスの状況が加味された可能性もあります。

いずれにしても嬉しい限りです。

国内トップクラスの「先発4本柱」

田中将大投手の復帰によって先発投手陣が恐ろしいほど豪華になりました。

則本昂大投手・涌井秀章投手・岸孝之投手の「三本柱」だけでも十分豪華ではありますが、ここに田中将大投手が加わることになります。

更に2020オフのドラフト会議で早稲田大学の早川投手を獲得できたことで先発投手陣の厚みは増しました。

その他にも瀧中、弓削、石橋、安樂、藤平、高田投手ら若手投手陣も揃ってきています。

しかし、ネームバリューが先行して「優勝確定!」と手放しに喜べる状況ではありません。

思えば2020シーズン、則本昂大投手が不振に終わり、岸孝之投手は7勝をマークするも前半は出遅れ。
シーズンを通してローテーションを守ったのは涌井秀章投手で「涌井頼み」だったのは否めません。

2013年、楽天イーグルスがリーグ優勝・日本一できたのは田中将大投手の存在がありました。
まさに「マー君頼み」のシーズンで国内制覇。
それはそれでとても素晴らしいシーズンでしたが、同じことを繰り返すわけにはいきません。

四本柱がシーズンを通して活躍すること、そして他の若手投手、もちろん野手陣の活躍もあって初めて優勝に近づくのではないでしょうか。

いい意味でマー君頼みにならないことを期待します。

田中将大投手加入の大きな期待

田中将大投手自身の活躍に対する期待はもちろん、ともにプレーする選手にとっても大きな効果になるでしょう。

本来は今シーズンもメジャーリーグで活躍できるであろう、いわば「現役メジャーリーガー」です。
過去にメジャーリーグから国内に復帰して活躍を続けた選手もいますが、一般的には「やや力が衰えてメジャーは厳しく、国内で再起を」という傾向があります。

しかし田中将大投手の場合は異例中の異例。
前述の通り、本人の意思とは別の影響があったのは間違いありませんが、国内復帰するには早いのも事実です。

とはいえ、日本を離れて8年。
メジャーリーグと日本球界の違いが大きいのはもちろん、体調管理や肘の具合など懸念点もあります。

2013年があまりにも完璧すぎたため「国内敵なし」と思われがちですが、そう簡単な道のりでは無いと考えています。
そういった意味で、シーズン開幕までどういった調整がされるかも注目ですが、何より一緒にプレーできる選手への相乗効果に期待大です。

野手で言えば浅村栄斗選手や鈴木大地選手の加入、更に藤田一也選手といった現役選手が若手や同僚選手に与える影響も大きいものがあります。

田中将大投手の存在が投手陣にとって大きなものになるのは言うまでもありません。

特に藤平投手、安樂投手、瀧中瞭太投手といった若手の本格派右腕の覚醒に期待したいところです。

打倒ホークスへチーム一丸

2020シーズンも終わってみればソフトバンクホークスが圧倒しました。

ペナント前半は出遅れたものの、中盤~終盤にかけて層の厚さを見せつけリーグ優勝。
クライマックスシリーズ~日本シリーズのポストシーズンはロッテ・巨人を圧倒して日本一。

もはや11球団の宿敵ともなったホークス。
黄金時代を迎えているホークスに対して今シーズンのイーグルスは真っ向勝負ができる戦力は揃いました

しかし、先ほども書いたように「マー君頼み」ではなく、チーム一丸となって勝ち続ける必要があります。

田中将大投手の存在が、より一層チーム一丸の原動力になる期待もあります。

たとえ田中投手がホークス戦で投げなくとも、何が何でも勝たなければいけないのがホークスです。
もちろん他の球団も重要ですが、ホークスに勝たなければリーグ優勝はないでしょう。
逆にホークスを圧倒すれば日本一は近いと思います。

そんなホークス、2021シーズンも強いでしょう。

チーム一丸となって勝ちに行って欲しいものです。

気になる登録名

話は変わりますが、田中将大投手の加入によって楽天イーグルスには「田中」選手が3名となりました。

ご存知の通り、新人王を獲得した田中和基外野手と昨年途中に加入した田中貴也捕手。

果たして、ユニフォームの背中に入るのは「TANAKA」だけなのか?
また登録名は「田中将」となるのか?

楽天イーグルスは過去に松井稼頭央選手と松井裕樹投手が共にプレーしていました。
その時は投手と野手の違いがあったこともあってか、どちらも「松井/MATSUI」でした。

田中将大投手は別格なので「田中/TANAKA」になるような気はしますが、果たしてどうなるか。

そんな「田中」にまつわる動向にも注目です。

国内連勝記録を伸ばせるか

そして最後に注目したいのが国内での連勝記録です。

ご存知の通り2012年~2013年にかけては圧巻のパフォーマンスで勝ちまくり、公式戦28連勝を記録してメジャーリーグへ渡りました。
この記録自体は継続されていますので、2021シーズンも勝ち続けることができれば連勝記録を伸ばすことが可能です。

それがプレッシャーになって欲しくはありませんが、万全の状態で開幕を迎え、1つでも多くの勝ち星を期待しています。

そのためには田中将大投手自身の内容はもちろん、打線の援護が必要不可欠です。
浅村栄斗選手を筆頭に茂木栄五郎選手の復帰や新外国人選手のパフォーマンスも気になるところ。

何はともあれ、このようなご時世で例年以上に体調管理やパフォーマンスの向上に難しさもあるでしょう。

キャンプからじっくりと調整を重ね、開幕からシーズン終盤まで息の長い活躍を期待しています。

また、田中将大投手が他球団の主力選手と対決するのも楽しみです。

パ・リーグで言えば柳田、山川、吉田正、中田翔といった強打者が多く在籍しています。
今シーズンは予定通りなら交流戦もありますので、かつてのチームメイトだった坂本勇人選手やヤクルトの村上選手といった選手との対決があるかどうかも注目です。

ただでさえ楽しみにしていた2021シーズン。

楽天イーグルスのみならずパ・リーグ全体、そしてプロ野球全体が一段と厚く盛り上がりそうですね!

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