X(旧Twitter)を辞めた話
今回はイーグルス・野球とは、ほぼ無関係の内容が中心となります。予めご了承ください。
私は東北楽天ゴールデンイーグルスに関する情報発信として、このブログ、X(旧Twitter)、YouTubeを運営してきました。
結論から申し上げますと、X(旧Twitter)とYouTubeは活動終了し、このブログも大幅に更新頻度を縮小することにしました。
※以下、X(旧Twitter)はXと表記します
Xはアカウントそのものを閉鎖(削除)しています。
YouTubeは残っていますが、アップする予定はありません。
今回はXを辞めた話を中心に、その経緯、想い、SNSの傾向や向き合い方をまとめていきたいと思います。
目次
この記事を書いた理由・目的
東北楽天ゴールデンイーグルスを応援するサイト(ブログ)でありながら、SNSのことを中心に書くのはテーマ外です。
それでも書こうと思ったのは、自分自身の経験を整理しておきたいのが主な目的です。
他方、SNSとの向き合い方だったり、企業や個人でSNSアカウント運用をしたい方、現在している方向けに、何かお役に立てれば、という想いもあり、書くことにしました。
このブログはXと違って、コメントを頂戴する場合はメールアドレスとIPアドレスなど投稿者の情報が分かるので、SNSより特定しやすい点もあり、本音をありのままに書いていきます。
スクショされてSNSに投稿されるかもしれませんが、Xは辞めたので見る機会もないから、もう気にしません。
もし酷いものを見かけたら、そっとコメントで教えてください。
内容によっては法的な措置を実行します。
Xを辞めた経緯
さて、本題に入っていきます。
まずは知らない方のためにも経緯を整理します。
不適切な投稿(言葉遣い)
2024年10月26日(土)21時頃に投稿した内容が、一言でいえば炎上しました。
「球団が背番号1または6を入団予定のドラフト1位ルーキーに提示した」というニュースに対して、私の意見を書きました。
私の意見は「チームにとって大事な2つの番号を、今いる選手を天秤にかけることなくルーキーに与える、という球団の方針は反対」といったものです。
知らない方には「なんのこっちゃ」と思われると思います。
肝心な部分は、この批判自体ではなく、対象となるドラフト1位ルーキーの選手に対して、私が「まだ部外者」という言葉を使ったことでした。
「その時点で所属は大学であり、入団合意もしていない=イーグルスの人間では、まだ無い」という意図で使ったのですが、これが火を付けました。
確かに冷静に考えれば失礼な言葉遣いであり、例えば「入団前」「契約合意前」といった言葉にすればよかったなと反省しています。
この場においても、改めて、ご迷惑をおかけした皆様にお詫び申し上げます。
本来の意図と異なる拡散
球団に対する批判という投稿の本質的な部分は置き去りになり、「入団予定のルーキーに対して部外者とは失礼だ!」という批判が相次ぎました。
いいね数に対してリポスト(リツイート)が5~6倍は付いたと思います。
全部は見てませんが、リポストのうち、引用もかなりあったと思います。
いいね数よりリポスト数が圧倒的に多い、典型的な「炎上」の傾向です。
コメントは確か10件ほどで、従来からコメントいただいていた方からのお叱りが数件、あとは大部分の引用と同じ、批判的なものでした。
ヘイトを集める対象化
この一連の事態=「今回の事態」が大きかったのは間違いありません。
ただ実情として、それ以前から度々、私の投稿(意見)に批判を集めることはありました。
アカウント閉鎖前にエゴサーチしてみたところ、今年の2月より前、つまり開幕前の時点で、私に関する投稿はほぼありませんでした。
3月以降に少しずつ増え始め、チーム状況が悪かった5月あたりに増加しました。
この辺りで自分が発信した内容からして、身に覚えはあります。
(それ自体は賛否両論あるような内容で、今回の失敗とは性質が異なりますが)
簡単に書くと、今江敏晃監督の采配や起用法を、私は(時に我慢もしながら)肯定的に発信してきました。
それをよく思わない、監督の采配や起用法に不満を持つ人々から逆張り・信者・擁護派などといった批判(揶揄)がありました。
いわゆるアンチのターゲット、ヘイトを集める対象になってしまっていたことは実感していました。
それが今回、一気に爆発したようにも思います。
X炎上時の傾向
ここで、私なりに感じた炎上時の傾向といいますか、こんなことがあった、ということを整理しながらお伝えします。
的確なご指摘は極々少数(でも重要)
まず何といっても、私の投稿に対して「正してくださった」的確なご指摘がありました。
丁寧な言葉遣いで、私自身も納得し、反省した、的確なご指摘です。
過去に何度もやり取りしたことのある方もいらっしゃれば、フォロワーさんではないけど、イーグルスファンの間ではかなり知られていると思われる方。
こうした方々からのご指摘は本当に的確で、ありがたかったです。
私自身も事の重大さ、失敗の大きさを痛感しました。
もちろん、そういったコメントが無かったとしても重大なミスなのですが、より一層、気付かせていただいた、そのことに感謝しています。
文章を読まない(読めない)
とはいえ、ここからは、いわゆるアンチ、叩いてくる人たちの傾向になっていきます。
まず言えることは、文章を読まない、読めない人が多いこと。
確かにXは短い文章と画像や動画などが主体のSNSです。
私のように普段から言い回しに気を付けたり、的確に情報を発信したいと心がけると、どうしても文字数は多くなってしまいます。
(気を付けていたにも関わらずミスを犯したことは、本当に反省しており、そのこともXには書きました)
批判してくる人たちは総じて細かく読んでないし、読もうともしないし、理解しようともしない。
後から説明しても読まない。
長い文章=言い訳
長い文章が書いてあるだけで、言い訳と判断されます。
説明は、すべて言い訳とされてしまいます。
読む気もなければ読解力も無いので仕方ないです。
とはいえ、きちんと読んでくださっている方もいらっしゃいますので、きちんと説明したことに意味はあると考えています。
説明しなければしないで批判を受けます。
炎上時は、本当に何をしてもダメだなと痛感しました。
言い訳と思われても大いに結構。
長くなっても丁寧に説明してよかったと感じています。
ミスを責める一斉攻撃
ただひたすら、ミスした部分を突いて批判してくる。
今回の件でいえば、言葉(単語)選びのミスです。
後になって「言葉のアヤみたいなもので、私は理解してましたよ」や「あそこまで言われるほど酷い内容ではなかった」というコメントをくださった方もいらっしゃいました。
事実、投稿した直後は複数のいいねが付いたものの、これといって批判的な内容もありませんでした。
リポスト(引用)も特にありませんでした。
どのタイミングがきっかけか正確には分かりませんが、どこかで、投稿内容そのものではなく、言葉遣いの部分で火が付いたようです。
一度燃え上がると、普段は野球やイーグルスのことなど関心が無いであろうアカウントまで、こぞってミスを責めてきます。
それこそ興味関心は無いから、詳しい経緯なども知らず、ただミスした部分だけを狙ってくるようです。
そして、とても残念に感じたのは、野球関連で80,000以上のフォロワーをお持ちのアカウントからも、投稿から1日後くらいに引用がつきました。
すでに、その時点では説明や謝罪の投稿もしていましたが、炎上した元の投稿に対して厳しいお言葉がありました。
自分が撒いた種なので、お𠮟りを受けるのは仕方ないです。
謝罪と説明をしたから、それで許されるとは思っていません。
とはいえ、そこまで影響力のあるアカウントにも批判されてしまったら、もう手の付けようがありません(その前からすでに手の付けようはなかったですが…)。
その方以外にも影響力あるアカウントからの批判もあったのかもしれませんが、いずれにせよ
「もう勘弁してくれよ」
というのが率直な気持ちでした。
確かに私が悪い。
でも、そこまで言われなきゃいけないのか…という気持ちがあったのは事実です。
残しても消しても批判
炎上時の批判として、もう一つあるのが「残すか消すか」問題。
「失礼だし不快だから消せ」
「削除するくらいなら最初から書くな、逃げるな」
先ほども書きましたが、何をしても批判されます。
どちらに転んでも批判されます。
私は今回、削除を選択しました。
一番の理由は「残しておくと、インプレッション稼ぎだと思われる」のが嫌だったからです。
削除=証拠隠滅と思われがちですが、もはや1日以上経過していました。
今の時代、すぐにスクショが撮られます。
証拠隠滅で削除するには遅すぎます。
ただ、残しておくと更に燃え広がり、同時にインプレッションも増えるので、それで収益化を狙ってると思われるのが最も嫌でした。
ここまで散々言われてまで、収益を得たいとは思いません。
(余談)
確かに私のアカウントは収益化の条件は満たしていました。
しかし、これまで実際に収益を得たのは一度だけ、ほんの数千円程度です。
今回の件も炎上商法などと言われましたが、精神的なストレスと比較したら全くもって割に合いません。
事実無根の捻じ曲がる批判
最後の方になると「三木谷オーナーや石井一久氏も、お前のような誹謗中傷をする人間に耐えているんだ」といった批判がきました。
流石にスルーしましたが、呆れました。
確かに球団批判はしてきましたが、誹謗中傷のような酷い書き方、言葉は一切使ったことはありません。
何が悪いのか、理由を添えて批判してきました。
むしろ、批判する時こそ気を付けねばいけないと考えていました。
(結果的に今回は本当に失敗してしまい、重ねての反省となります)
しかし、ここまで読んでいただければご理解いただけると思いますが、そうした批判をしてくる人たちは私のこれまでの投稿など見ていません。
事実無根もいいところで、それこそ、そんなことを書いた人こそ法的措置に出ようかと思ったくらいです。
とはいえ、そこからは何も生まれないので、放っておきました。
ここまで捻じ曲がってしまうと、ただただ呆れるだけです。
最後まで変わらない・しつこい
Xを辞めた理由・深層心理は後述しますが、最終的にアカウント閉鎖を決め、宣言(投稿)しました。
しかし、です。
辞めると言った後にも関わらず、しつこく書いてくる人もいました。
本当に、こうした人たちは変わらない(変わるわけがない)なと実感しました。
一つだけ興味深かったやり取りをご紹介します。
アカウント閉鎖の投稿に対して引き留めのお言葉や、労いの言葉を頂戴しました。
本当にありがたく、嬉しかったので、引用で感謝を伝えました。
すると「そういう言葉を待ってたんだろ」といったコメントが来ました。
最後の最後までしつこいなと感じましたが、冷静に返したところ、「色々な人から感謝の言葉を受けてるのを見て、気持ちよく辞めそうだからイラっとさせよう(=嫌がらせ)とした」といった趣旨の返答がありました。
私も恐らくそんなことだろうなと感じていましたが、まさか率直にそういった気持ち(背景)を回答くださるとは思いませんでした。
一つの心理を知れたのは、イラっとはしましたが、最後の最後まで収穫でした。
最後に感情的になって散らかして終わりたくなかったので、冷静に対応してよかったです。
日常の不満・ストレスがそうさせる
最後に私なりのまとめです。
いわゆるアンチ的な行動、投稿をする人たちは、総じて日常に不満があったり、大きなストレスを抱えているのだと推測しています。
日常生活や仕事で不満やストレスが大きいからこそ、どこかで発散したい。
そのストレス発散の吐け口に、今回は私がなってしまった、という実感もあります。
それだけ、これまでの批判とは違った内容も多かったからです。
人生においてストレス発散は大事です。
しかし、こうしたやり方は絶対に間違っています。
同時に、辞めさせることなどできないことも分かっています。
残念ながら、無くなることはないでしょう。
適度に距離を保ちながら、遭遇しないようにするしかありません。
人間味があるのもSNS
悪いことばかり書いてしまいましたが、良かったことも沢山あります。
前述の通り、アカウント閉鎖の投稿に対して「辞めないで欲しい」という引き留めのお言葉を複数の方から頂戴しました。
その方々の多くは、普段からコメントやいいねなど反応していただいていたことを知っていました。
中でも、普段はコメントされないけど、熱心に追ってくださっていた方や、アカウント開設初期の頃から見てくださっていた方から、コメントを頂戴しました。
本当に嬉しかったです。
「X(SNS)も捨てたもんじゃない」
と率直に感じました。
当たり前のことですが、どんなSNSであれ、その先には管理している「人」がいます。
BotやAIで自動的にやってるアカウントもありますが、やはり、最後は人と人のやり取り、コミュニケーションが発生するのがSNSだと思っています。
そういった意味で、本当に人間味のある、会ったことはないけど共通の趣味でつながった、こうした出会いも良いものだなと感じました。
本当にありがとうございました。
本当に、心が救われました。
ここまでが、炎上を経験した上での整理となります。
Xを辞めた理由
さて、ここからは完全に私個人のことです。
もしよろしければ、お付き合いください。
球団への不信感の蓄積
炎上した投稿も、元をたどれば球団批判です。
それ以前に今江監督の解任という大きな出来事があり、球団への不信感・疑念は積もり積もっていました。
ちょうど、この記事を書いている10月30日に2025シーズンの一軍・二軍コーチングスタッフが発表されました。
予想通り今江敏晃氏の名前はなく、「実質退団」となりそうです。
平石洋介氏が退団した時も、同じような流れでした。
当初、この発表をもって、少し距離を置こうと考えていました。
今回の事態を深く反省・決心
しかし今回の事態を招いてしまい、たくさんのイーグルスファンの方にご迷惑をおかけしてしまいました。
「東北の人間じゃないのに、東北の人やイーグルスに悪い印象を与えないで欲しい」
そういったご批判は、本当にその通りだと痛感しました。
中途半端な態度は本当に良くない、真剣に応援されているファンの皆様に失礼だと考え、Xとともに、イーグルスファンも離れる決心をしました。
徐々に興味関心が薄れていった経緯がある中で、今回の事態が「最後のとどめ」となりました。
具体的な行動(予定も含む)
- Xアカウント削除
- YouTube動画削除
- ファンクラブ退会
- スポナビのアプリ削除
- スマートニュースの「イーグルス」タブ削除
- 同スマニューに表示される関連ニュースを「興味なし」
こうした行動により、一気に「野球・イーグルス離れ」が進みました。
このサイト(ブログ)に関しては「記録室」と「ドラフトの歴史」だけ更新できればと、現時点では考えています。
ただ、それも全くの未定です。
復活・別アカウントも一切なし
アカウントを復活させたり、別名・別アカウントでこっそり再開する気もありません。
本当に、野球やイーグルスとは、もう距離を取りたい、別のことに時間を割きたいと考えています。
もしかすると、一時的にですが話題になってしまったので、「ネタ」的にアカウントを作る人が出てくるかもしれません。
証明することもできませんが、私ではないことを固くお誓い申し上げます。
Xを辞めてよかったこと
ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、私自身の気持ちは切り替わって、いまは清々しい気持ちです。
今一度、冷静になってXを辞めてよかったことを考えてみました。
精神的な解放感
本当に不思議なもので、実際にリアル(対面)で怒られたり、叱られたり、殴られたり、そういった物理的なことは一切起きていません。
すべては「言葉だけ」で成り立っていた世界です。
しかし、これほど精神的なストレス、負荷がかかっていたのか、と。
それは辞めて初めて実感しました。
批判への対処を考えなくてよくなった。
ひどい言葉を見なくてよくなった。
もちろんポジティブなお言葉を見られなくなったのは残念ですが、総合的には、本当に辞めてよかったなと感じています。
時間ができた
最新情報をチェックしたり、それに対して発信したり、自分の意見を書いたり、コメントなどに返答したり。
当たり前といえば当たり前ですが、相応の時間を割いていたんだなと、辞めて実感しました。
日は浅いですが、明らかにぽっかりと穴が開いたことは実感します。
ログインしなくていい、見なくていい、書かなくていい。
いい意味で開いた穴だと感じます。
この穴は、すぐに埋まるでしょう。
Xでは書きませんでしたが、仕事はもちろん、日常生活で取り組めてなかったこともたくさんあります。
野球やイーグルスに代わる新しい趣味を見つけるまでもなく、実は足元にたくさん転がっていました。
そのことを思い出させてくれた。
いや、忘れたわけじゃないけど、意識を向ける時間が取れなかった、が正しいかもしれません。
限りある時間
勿体なかった、とまでは言いません。
ただ「もっと自分の人生にとってプラスになることがあった」と気づけたのは、Xを辞めてよかったことです。
イーグルスファンでよかったこと
最後は楽しく、ポジティブに終わりたいと思います。
仙台・福岡遠征(旅行)
イーグルスファンでよかったことは、何といっても仙台や福岡に遠征できたことです。
関東で生まれ育った私は、それまで仙台も福岡も行ったことがありませんでした。
「イーグルスのおかげで、行くきっかけができた」のは間違いありません。
もしイーグルスファンじゃなかったら、未だに行く機会はなかったかもしれない人生です。
野球・イーグルスをきっかけに旅行できたのは本当によかったことで、最高の思い出です。
非日常の出会い
似ていますが、SNSをはじめ球場などでの新しい出会い、イーグルスファンの方との出会いも貴重なものでした。
アンチとは遭遇したくないですが、それ以上に「イーグルスファンだから」という理由で出会うことができたすべての方に感謝したいです。
一般的に言う趣味での出会い、交友関係の広がりというものは、本当に歳を重ねるごとに貴重なものだと、実感できました。
最後に
Xでの炎上を経験してしまい、本当に心が痛みました。
確かに言葉選びを間違え、失礼なことを書きました。
謝罪と説明もしました。
理解してくださる方もいらっしゃって、本当に心の支えになりました。
とはいえ、数でいえば批判のほうが圧倒的に多く、疲れて、「もういいや」となりました。
今回の経験は、私にとって重要なものです。
詳細は控えますが、確実に自分の人生の糧として、今後に活かしていきます。
そういった意味では炎上に感謝、と言ったら、また「反省してない」と批判されそうですが、辛かったけど貴重な経験となりました。
(前述の通り、何を書いても批判されるものはされるので、もう気にしません)
もちろん、的確なご指摘、お叱りは本当にその通りで、反省しています。
好きだったものを捨てる、手放す覚悟は必要でした。
一方で、揚げ足を取ったり、明らかに傷つけるだけの意図で書いてくる攻撃は許せません。
許せませんが、無くなることもないでしょう。
なるべく関わらないように生きていくのが理想ですが、限界もあります。
それは現実社会でも同じだと痛感しました。
少なくとも、自分自身が精神的にも肉体的にも健康である、元気であることが重要なのかもしれません。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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