2019シーズン開幕!オープン戦総括と今季の展望

いよいよプロ野球が今日からセ・パ両リーグで開幕を迎える。

楽天イーグルスは敵地ZOZOマリンスタジアムにて千葉ロッテとの3連戦が開幕カードとなる。
開幕投手には岸孝之投手が登板予定。
当初開幕投手と予定されていた則本昂大投手の離脱を受け、チームにとっては手痛いスタートとなるが、それを支える先発・中継ぎ陣、そして昨シーズン苦しんだ打線の強化によって挽回を狙う。

苦いシーズンからの巻き返しを

昨シーズンは開幕前の予想を覆し、苦戦した。
2017シーズンが前半戦首位、最終的に3位まで順位を下げたがクライマックスシリーズ進出を果たしただけに期待されたシーズンだったが、外国人選手の不振や茂木栄五郎内野手の離脱、打撃不振に苦しんだ。
終わってみれば最下位。しかも本拠地での成績が22勝50敗0分と大きく負け越した。
個人成績で見れば岸が最優秀防御率、田中和基外野手がパ・リーグ新人王に輝くなど一筋の光はあったが、大きな課題を残したシーズンであったことは間違いない。

オフには西武ライオンズから浅村栄斗内野手をFAで獲得、更にジャバリ・ブラッシュ外野手、アラン・ブセニッツ投手を獲得するなど補強を行なった。
昨シーズン途中から監督代行に就任した平石洋介氏も正式に監督に就任し、最下位からの巻き返しを狙う。

オープン戦の総括

今シーズンのオープン戦は14試合を戦い7勝4敗3分の3位で終えた。
オープン戦とはいえ、セリーグ王者の広島カープ、昨シーズン日本一のソフトバンクホークスに次ぐ順位は悪くないだろう。

昨シーズンの課題だった野手陣では島内宏明外野手がオープン戦終盤では4番に座り、打率.359をマーク。
期待の新加入、浅村は打率こそ振るわなかったものの5打点をマーク。同じく新加入のブラッシュは3本塁打、15打点をマークするなど得点力不足を解消できる兆しが見えたのではないだろうか。

若手では活躍を期するオコエ瑠偉外野手が2本塁打10打点と躍動し、3年ぶりに開幕1軍をつかみ取った。
注目のドラフト1位ルーキー辰己涼介外野手も打率3割をマークし、開幕1軍入りを果たした。

投手陣はエース則本の離脱が判明し、先発陣の不足が懸念されるが、岸を中心に安樂、藤平、ルーキーの弓削ら若手と美馬、辛島そして新加入の福井らがローテーションに名を連ねそう。
中でも藤平は3試合に登板して防御率2.08と安定感があった。

中継ぎ陣では松井裕樹投手が5試合に登板して無失点に抑え、守護神復帰が有力。
更にハーマン、ブセニッツ、宋家豪外国人投手や高梨雄平投手、更に福山博之投手も復帰して充実している。
先発陣の不安をブルペン陣がカバーできそうな体制は整っているだけに、先発がどこまで試合を作れるかがカギを握りそうだ。

開幕1軍メンバー

いよいよ今日から開幕を迎えるにあたり、開幕1軍メンバーが発表された。
新加入の浅村、ブラッシュ、橋本到をはじめ、ルーキーの辰己涼介、3年ぶりの開幕1軍となるオコエ瑠偉といった若手も名を連ねた。

投手

松井裕樹、岸孝之、美馬学、藤平尚真、青山浩二、F.ハーマン、宋家豪、菅原秀、森原康平、高梨雄平、福山博之、石橋良太

捕手

嶋基宏、足立祐一

内野手

浅村栄斗、茂木栄五郎、藤田一也、渡辺直人、銀次、Z.ウィーラー、村林一輝

外野手

辰己涼介、オコエ瑠偉、田中和基、島内宏明、橋本到、J.ブラッシュ

今シーズンの展望・順位予想と開幕スタメン予想

今シーズン、とにかくAクラスを目指して戦って欲しい。
他チームで言えばソフトバンクは盤石なものの、昨シーズンリーグ優勝をした西武ライオンズは菊池雄星、浅村、炭谷といった主力選手がチームを離れ、戦力ダウンは否めない。付け入るスキはあるだろう。

2019シーズン順位予想

順位を当てるのは非常に難しいが、せっかくなのでやってみたい。
1位:福岡ソフトバンクホークス
2位:東北楽天ゴールデンイーグルス
3位:北海道日本ハムファイターズ
4位:オリックス・バファローズ
5位:千葉ロッテマリーンズ
6位:埼玉西武ライオンズ

順当に行けば、やはりソフトバンクが有力だろう。オフでの大きな戦力の入れ替えは無かったが、とにかく選手層が厚い。
我らがイーグルスは野手陣の奮起に期待し、2位通過を予想した。昨シーズンの西武ライオンズが示したように、とにかく打てば勝てる可能性が上がる。
浅村の加入で戦力面だけでなく、技術的な相乗効果にも期待している。

開幕スタメン予想

最後に、今日行われる開幕戦のスタメンを予想したい。
オープン戦終盤の打順がおおよそ開幕でも踏襲される可能性は高いが、最大の注目は外野の1枠を争ったオコエと辰己の両外野手。
私としてはルーキーの辰己に期待したいが、経験値からしてオコエになるのではないだろうかと予想する。
1(中) 田中 和基
2(遊) 茂木 栄五郎
3(二) 浅村 栄斗
4(左) 島内 宏明
5(三) ウィーラー
6(一) 銀次
7(指) ブラッシュ
8(捕) 嶋 基宏
9(右) オコエ 瑠偉

昨シーズンはとにかく苦しい1年だった。
ファンにとっては希望の開幕から一転、絶望の終盤となったことはまだまだ記憶に新しい。
今シーズンは戦力的な補強や強化もあり、昨シーズンからの復活を誓う選手もいる。

もちろん最大の希望は優勝だが、まずはAクラス入りを果たし、せめてクライマックスシリーズまでは応援をしたい。

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