12月4日時点での楽天イーグルス入団・退団選手まとめ

今オフのストーブリーグも終盤に差し掛かってきた。
プロ野球界全体を見れば、FA権を行使した選手たちの移籍あるいは残留は落ち着いた。
また今オフにオリックスとの契約合意に至らず、自由契約となった金子千尋はちょうど今日(12月4日)、日ハムとの合意を発表した。
これで残る大物と言えば、自由契約となっている前マリナーズ・岩隈久志投手。当初は古巣楽天イーグルスへの復帰が濃厚と思われていたが、巨人が獲得に意欲を示している動きもあり、イーグルスにとっては最後まで分からない状況ではある。

とはいえ、外国人選手も含めた入団、退団の公式発表も着々と進んでおり、来シーズンの戦力構図が概ね見えてきた。

注目選手については過去の記事と重複する部分もあるが、外国人選手の去就なども含めて改めて分析していきたい。

2018オフ入団選手

2018オフではFA移籍やトレード等で4名の選手が新たに入団した。

前巨人・橋本到(金銭トレード)

11月5日、今オフ最初の注目すべき入団となったのが前巨人の橋本到外野手。
仙台育英高校出身と地元にゆかりがある選手で、28歳と伸び盛り。外野手では若手から中堅までレギュラー争いが激化する様相を呈している楽天イーグルスにおいて、更なる起爆剤となってくれる存在。巨人時代は得意の大型補強や自身の不調もあり出場機会に恵まれなかった印象。
心機一転、外野のレギュラー獲得にまい進して欲しい。

前広島・福井優也(交換トレード)

11月29日には2010年にドラフト1位で広島カープに入団した福井優也投手を交換トレードによって獲得。楽天イーグルスからは菊池保則投手が広島カープへ移籍した。選手本人も突然の知らせだったと漏らす電撃トレードとなった。
福井は広島時代に先発の一角として活躍。2015年にキャリアハイとなる9勝をマークしたが、近年は苦しいシーズンが続いていた。
則本、岸に続く3本柱に入れるかどうか、復活が期待される。

前西武・浅村栄斗(FA権行使)

今オフ最大の注目、FA権を行使した西武ライオンズの浅村栄斗内野手を交渉の末、獲得した。
石井一久GMをはじめ、元チームメイトの存在やチーム状況など、あらゆる環境を熟考した上の決断となった。
12月1日に正式契約を結び、4年契約、推定年棒総額20億円と言われている超大型契約。今シーズン深刻な得点力不足に悩んだ楽天イーグルス打線にとって明るい兆しとなった。

前ツインズ・アラン・ブセニッツ(自由契約)

12月3日、助っ人外国人選手としてメジャーリーグ・ツインズを自由契約になっていたアラン・ブセニッツ投手を獲得した。
185センチ81キロという恵まれた体格の右腕で、大リーグでは通算51試合に登板、5勝2敗、防御率4.58という成績。球団としては抑え候補として獲得に乗り出した。
楽天イーグルスは今シーズン守護神の松井裕樹が不振に陥り、それまでセットアッパーを務めていたフランク・ハーマンが代役を担った。ハーマン自身は抜群の安定感を見せ、青山、宋家豪、高梨らと共に苦しい中継ぎ事情を救った。
来シーズン、松井裕樹の起用法については明確になっておらず、それが理由で契約更改は保留となっている。
今シーズン不振だった福山も含めて中継ぎ陣の更なる底上げに繋がるかどうか、注目したい。

調査中の選手

現時点で獲得に意欲を示しており、調査中(あるいは水面下で交渉中か)となっている選手が2名。

前マリナーズ・岩隈久志(調査中)

楽天イーグルスにとって球団創設期を知るまさにレジェンド。マリナーズからの退団は決まっているものの、メジャーリーグも含めて移籍先が未定となっている岩隈久志投手。
当初は古巣楽天イーグルス復帰が濃厚と思われていたが、本人の意思もあってか現時点でまだ移籍先が決まっていない。国内では巨人も意欲を示しており、一筋縄ではいかない可能性もある。
年齢的には決して長期的な戦力とは言えないのも事実だが、加入することで他の投手陣の手本になることは間違いない。当然、岩隈自身もケガから回復しており、先発陣の貴重な戦力となり得る。最後までその動向に目が離せない。

エンゼルス・ジャバリ・ブラッシュ(調査中)

新外国人野手としてエンゼルスのジャバリ・ブラッシュ外野手を調査していることが分かっている。
ブラッシュは大谷翔平と同僚にあたるエンゼルスに在籍しているが、今オフにFAとなる見込みがある。
メジャー3年間で通算8本塁打ではあるが、マイナーでは通算169本塁打を放つパンチ力。後ほど紹介する退団選手の中に2017シーズンの飛躍を支えた外国人野手が含まれているだけに、浅村を獲得できたとはいえ、ウィーラーに続く助っ人大砲も獲得しておきたいところ。
年齢的にも29歳とまだ先があり、獲得に向けて注目していきたい。

2018オフ退団選手

今オフで楽天イーグルスのユニフォームを脱ぐことになった主な選手たち。

聖澤諒(引退)

球団初の盗塁王に輝いた聖澤諒は今オフに戦力外通告を受け、引退を表明した。
近年は島内、岡島、田中和基、オコエ瑠偉、ペゲーロといった外野手争いの中で遅れを取り、出場機会が減少していた。周囲からはまだまだやれるという声も多かったが、移籍は検討せず、現役生活に幕を閉じた。
来シーズンは若い監督、コーチが多い布陣となっている楽天イーグルスにとって貴重な存在であることは間違いない。コーチとして再びユニフォーム姿を見られる日が来ることを願う。

枡田慎太郎(引退)

同じく今オフに戦力外通告を受け、合同トライアウトにも参加した枡田慎太郎。トライアウト後も他球団からの吉報は無く、現役引退を表明した。勝負強いバッティングが持ち味でファンの多い選手だったが、男らしく引退を決断した姿には最後まで敬意を表したい。

菊池保則(広島へ移籍)

交換トレードで広島カープへ移籍することになった菊池。今シーズンは出場機会こそ少なかったものの、長いシーズンの中で戦力が不足した時には頼もしい存在だった。それだけに今勢いのある広島カープへの移籍によって、より活躍する姿が見られるかもしれない。

ジャフェット・アマダー(退団)

NPB最重量選手として話題だったアマダー。そのパンチ力と勝負強さは流石助っ人外国人選手というインパクトを残してくれた。
普段は物静かな選手だが、チーム愛は人一倍強い選手だったのではないだろうか。そんな姿が垣間見えるような、乱闘寸前になったシーンを忘れることはできない。それだけ心は熱く熱く戦っていたアマダーだが、今シーズン中盤に禁止薬物が検出されたことで出場停止となり、そのまま退団となった。非常に惜しい選手を失ったが、現在はメキシコでプレーしているようで、国際試合で再び観られる日が来ることを願う。

カルロス・ペゲーロ(退団)

2016年のシーズン途中から楽天イーグルスに入団したペゲーロ。恵まれた体格から繰り出す豪快なフルスイングが持ち味だった。
2017シーズンでは梨田監督采配のもと、外国人選手としては珍しい2番打者として超攻撃打線の起爆剤となった。しかし今シーズンは敵チームのマークに合ってか思うような打撃が出来ず、シーズン終盤は見せ場が無かった。

オコエ・ディクソン(退団)

今シーズンから加入したディクソン。奇しくもチームメイトであるオコエ瑠偉と同じオコエとして注目されたが、一軍で結果を出すことが出来なかった。

まとめ

今オフ、最初の動きとして大量の戦力外通告を行ない、球団の覚悟を感じた。
その後、最大の注目となった浅村の獲得をはじめ、全体的にチームの足りない部分の補強に努めており、総じて積極的かつ来シーズンへの飛躍を本気で感じることが出来る状況ではないかと考えている。

あとは、いかに怪我無く、シーズンを通して安定したパフォーマンスを見せてくれるかどうか。

簡単なようで難しい、だからこそチームとしての底力が問われる。

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イーグルスファン通信【編集長】

イーグルスファン通信【編集長】

2006年の野村克也監督時代からのイーグルスファン。本格的に応援し始めたのは2016年頃から。関東拠点のため1軍の現地観戦はZOZOマリン、メットライフがメイン。交流戦でのハマスタ、神宮、東京ドームは外せない。 イーグルスファンならではのコンテンツを心掛けて執筆しています。

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