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2004年11月2日にプロ野球参入が決定した、2018年時点で現存するプロ野球球団の中で最も歴史の浅い球団である楽天イーグルス。
ドラフト会議への参加も2004年(第40回)が最初となり、数々の名選手が誕生しました。
中でも球団に大きな貢献をした選手に色付けをして、その歴史を振り返っていきましょう。

※ピックアップ選手は熟考の上、各年1名だけに厳選させて頂いていることをご了承ください。
※選手の活躍に応じて随時更新をしています。

最終更新日:2018年11月10日

平成16年第40回ドラフト(2004年)

自由枠:一場 靖弘(投手・明治大)
自由枠:該当無し
1巡目:該当無し
2巡目:渡辺 恒樹(投手・NTT東日本)
3巡目:該当無し
4巡目:西谷 尚徳(内野手・明治大)
5巡目:塩川 達也(内野手・東北福祉大)
6巡目:大広 翔治(内野手・東洋大)
7巡目:平石 洋介(外野手・トヨタ自動車)

育成ドラフト
参加せず

ピックアップ

名選手が名指導者とは限らず


PL学園時代の3年時に主将として春・夏の甲子園に出場。
その後は同志社大学に進学、トヨタ自動車を経て7巡目指名で楽天イーグルスに入団。
現役時代は新人で唯一となる開幕一軍入りを果たすも、その後は期待された以上の目立った成績を残したとは言えない平石洋介氏。
しかし、2011年に育成コーチに就任し、球団初の生え抜き選手出身コーチになると、2015年には二軍監督に就任。
2018年には一軍ヘッドコーチ兼打撃コーチに就任すると、成績不振によって辞任した梨田昌孝監督の後を受ける形で監督代行を務めた。
そして来る2018年10月5日、来シーズン(2019年)の監督昇格を打診され、これを受諾したことで東北楽天ゴールデンイーグルスの第7代監督に就任した。
当然、楽天イーグルスの生え抜き選手初の一軍監督である。

平成17年第41回ドラフト(2005年)

高校ドラフト
1巡目:片山 博視(投手・報徳学園)
2巡目:該当無し
3巡目:宇部 銀次(内野手・盛岡中央)
4巡目:枡田 慎太郎(内野手・智弁和歌山)

大学・社会人ドラフト
1巡目:松崎 伸吾(投手・東北福祉大)
2巡目:該当無し
3巡目:青山 浩二(投手・八戸大)
4巡目:河田 寿司(内野手・三菱重工長崎)
5巡目:西村 弥(内野手・東京情報大)
6巡目:木谷 寿巳(投手・王子製紙)
7巡目:井野 卓(捕手・東北福祉大)
8巡目:草野 大輔(内野手・ホンダ熊本)
9巡目:山崎 隆広(外野手・NTT西日本)

育成ドラフト
参加せず

ピックアップ

イーグルスの安打製造機


「宇部」選手と書くと「そんな選手いた?」となりそうだが、名前を見ればお馴染みの「銀次」選手。
指名当時の本名が宇部だったため、このように表記しているが、現在は赤見内銀次となっている。
それはさておき、地元岩手県出身で盛岡中央高校からドラフト3巡目で入団した銀次。
プロ入り6年目で開幕一軍入りを果たすも順風満帆とはいかなかったが、翌年から二塁手としてレギュラーに定着したこともあって出場機会を増やしていった苦労人。
入団当初から優れたバットコントロールは評価されており、勝負強い成績も数多く残していった。
そして来たる2013年、自身初の打率3割(.317)を達成し、チームの日本一に大きく貢献することとなった。
その後もオールスター出場、首位打者争い、日本代表選出などパ・リーグを代表する選手へと飛躍した銀次選手。
2018年シーズンは不調と言われながらも、終わってみれば139試合に出場し、打率.276まで持っていたのだから大したもの。
チームの精神的支柱として今後も活躍が期待される人気選手の一人と言えるでしょう。

平成18年第42回ドラフト(2006年)

高校ドラフト
1巡目:田中 将大(投手・駒大苫小牧)
2巡目:該当無し
3巡目:山本 大明(捕手・尾山台)

大学・社会人ドラフト
1巡目:永井 怜(投手・東洋大)
2巡目:該当無し
3巡目:嶋 基宏(捕手・國學院大)
4巡目:横川 史学(外野手・青学大)
5巡目:渡辺 直人(内野手・三菱ふそう川崎)

育成ドラフト
1巡目:金森 久朋(投手・西多摩倶楽部)
2巡目:中村 真人(外野手・シダックス)

ピックアップ

イーグルスの捕手から日本の捕手へ


チームの要であり、野球というスポーツにおいて守備の際に唯一反対方向を向いているのが捕手。
そんな重要ポジションにおいて、楽天イーグルスを代表する捕手と言えば嶋基宏で間違いないでしょう。
國學院大學からドラフト3巡目で入団すると、1年目から開幕一軍、125試合に出場した。
球団創設2年目という厳しい状況の中で、大卒捕手の存在がいかに重要だったかが想像できる。
事実、新人ながら盗塁阻止率リーグ2位、オールスターにも選出されるなど即戦力としてチームに貢献した嶋捕手。
打撃面が課題ではあったが、プロ入り4年目の2010年には自身初、楽天イーグルスの捕手としても初の規定打席に到達。
更にパ・リーグの捕手としては2005年の城島健司以来の3割超えとなる.315を記録し、まさに「打てる正捕手」として、その地位を確立した。
また、球団史上初のゴールデングラブ賞を受賞、ベストナインにも選出されている。
2010年オフには生え抜き選手として初の選手会長に就任した。
しかし、最高のシーズンを迎えた翌年の2011年、東日本大震災が東北地方を襲う。
同年4月2日に復興支援として開催された慈善試合前のスピーチで発した「見せましょう、野球の底力を」という言葉を今も鮮明に覚えている方は少なくないでしょう。
その後も田中将大、則本昂大、松井裕樹といったチームを代表する投手をリードすると共に、2012年にはパ・リーグの生え抜き選手として初の労働組合日本プロ野球選手会の第8代目会長に就任。当時史上最年少の27歳で就任しており、日本を代表する捕手となった。
2019年シーズンもプレーはもちろん、精神的支柱として若手の刺激、指導役になってくれることでしょう。

平成19年第43回ドラフト(2007年)

高校ドラフト
1巡目:寺田 龍平(投手・札幌南)
2巡目:該当無し
3巡目:石田 隆司(投手・東海大仰星)
4巡目:菊池 保則(投手・常磐大高)

大学・社会人ドラフト
1巡目:長谷部 康平(投手・愛工大)
2巡目:該当無し
3巡目:伊志嶺 忠(捕手・東京情報大)
4巡目:聖澤 諒(外野手・國學院大)

育成ドラフト
1巡目:内村 賢介(内野手・BC石川)

ピックアップ

球団初の俊足自慢


大学・社会人ドラフト4巡目で入団した聖澤選手の開幕一軍デビューはプロ入り3年目の2010年。
この年は自身初の規定打席到達までこぎつけ、チームトップの24盗塁を記録するなどレギュラーの座を勝ち取った。
翌年には52盗塁を記録して自身の記録を大幅に更新したが、ホークスの本多雄一選手が60盗塁を記録したため、盗塁王獲得とはならず。
そして翌年の2013年は開幕から盗塁を量産し、終わってみれば54盗塁をマーク。
自身初、ならびに球団初の盗塁王を獲得すると共に、球団記録の更新にもなった走塁のスペシャリストに君臨した。
また、盗塁が注目される一方で、得点圏打率リーグトップの.373、守備では2年連続となる守備率10割を記録。
攻守に渡ってチームを支えた生え抜きの外野手となった。
その後は外国人選手などの加入もあって徐々に盗塁は減少するものの、守備では2014年にNPB新記録となる821連続守備機会無失策を記録。同記録は2015年の927まで伸ばしている、守備のスペシャリストでもあった。
しかし、若手選手や外国人選手の加入によって徐々に出場機会の減少、2018年10月29日に球団から戦力外通告を受けた。
女性ファンを中心に根強い人気があり、まだまだやれるという期待はあったが、イーグルスにも有望な外野手が育ってきた背景もあり、無念の退団となる。
またいつの日か、楽天イーグルスのユニフォームを着て戻ってきて欲しい。

平成20年第44回ドラフト(2008年)

1位:藤原 紘通(投手・NTT西日本)
2位:中川 大志(内野手・桜丘)
3位:井坂 亮平(投手・住金鹿島)
4位:井上 雄介(投手・青学大)
5位:楠城 祐介(外野手・パナソニック)
6位:辛島 航(投手・飯塚)

育成
1位:森田 丈武(内野手・四国IL香川)

ピックアップ

意地で掴んだローテーション

2008年のドラフト6位で入団した辛島投手。
下位入団ながら開幕一軍入りは2年目と早かったが、翌2011年は怪我に苦しみ一軍登板は無かった。
復活に賭ける2012年にプロ初登板し、初勝利を挙げるが、その後は約2ヵ月の戦線離脱をするなど、不安定な印象が拭えなかった。
とはいえ、この年はチーム2位の8勝をマークするなど、着実に力は付けていた。
そして2014年、ようやく1年間ローテーションを守る活躍を見せたが、打線の援護に恵まれずリーグ最多タイの13敗を喫した。
続く2015年、2016年も何かと故障がちで1年間のローテーションは守れず。
思えば2008年のドラフトは辛島投手以外に目立った活躍が出来た選手はおらず、終わったと思われていたかもしれない。
しかし、2017年は再び安定したピッチングを見せ、19試合に登板、自己タイとなる8勝をマークした。
更に2018年は23試合に登板、コントロールに磨きがかかり好投を見せる試合が多くあったものの、ここでも打線の援護に恵まれないことが多々あり、4勝9敗という悔しいシーズンとなった。
2019年が28歳のシーズン。このシーズンこそ自身初の二桁勝利を挙げ、チームの浮上に貢献して欲しい。

平成21年第45回ドラフト(2009年)

1位:戸村 健次(投手・立大)
2位:西田 哲朗(内野手・関大一高)
3位:小関 翔太(捕手・東筑紫学園)
4位:高堀 和也(投手・三菱自岡崎)
5位:土屋 朋弘(投手・シティライト岡山)

育成
1位:松井 宏次(内野手・四国IL長崎)

ピックアップ

外れ年とは言わせない

この年は育成含めて6名の指名で終わり、小粒な年となった。
また、現実的に特出した活躍をする選手が出ておらず、世間的には「外れ年」と言われても仕方ないかもしれない。
しかし、そこはドラフト1位の意地がある。
立教大学からドラフト1位指名で入団した戸村投手だ。
プロ入り2年目の2010年から一軍デビューし、2013年まで先発を務めたが、2014年にはクローザーに回ることになる。
その後、2015年には再び先発に転向すると自身初の完投勝利を挙げ、徐々に頭角を現す。
先発、中継ぎと役割を変えながら着実に成績を残す一方で、戸村投手と言えば「緊急登板」のイメージがあるファンも多いのでは。
2015年6月19日の対ロッテ戦では予告先発の辛島投手が登板を回避して緊急先発登板。5回1失点の好投で勝利投手となった。
2017年には4月23日の対福岡ソフトバンクホークス戦で予告先発の岸投手が登板を回避、緊急先発登板すると6回途中まで無失点に抑える好投で、これまた勝利投手に。
更には同年6月9日の対広島東洋カープ戦では予告先発の塩見投手が登板を回避・・・
なんと自身3度目となる緊急先発登板を果たし、NPBの一軍公式戦で1人の投手が予告先発投手の代役を通算3回(1シーズンに2回)務めた初めての事例となった。
今となっては、ドラフト2位指名の西田哲郎選手もソフトバンクへトレード移籍してしまい、この年のドラフト入団選手で一軍入りしているのは戸村投手だけとなった。
それでも、外れ年とは言わせないよう、どんな場面でも登板する心強い投手である。

平成22年第46回ドラフト(2010年)

1位:塩見 貴洋(投手・八戸大)
2位:美馬 学(投手・東京ガス)
3位:阿部 俊人(内野手・東北福祉大)
4位:榎本 葵(外野手・九州国際大付)
5位:勧野 甲輝(内野手・PL学園)

育成
1位:加藤 貴大(投手・BC富山)
2位:木村 謙吾(投手・仙台育英)
3位:川口 隼人(内野手・滋賀高島BC)

ピックアップ

「シリーズ男」では終われない


前年に続きドラフトは5位指名で終わった楽天イーグルス。そのうち上位2名に即戦力として期待の投手を指名した。
2位指名で東京ガスから入団した美馬投手。
プロ入り1年目から開幕一軍入りを果たすも6月に故障で戦線離脱。
2年目は先発に転向し、シーズン通して先発ローテーションを守った。
そして来る2013年、前年に続く先発ローテーションの一角を担うべく登板を続けるが、打たれてはいけない場面での被本塁打や1イニングでの大量失点など精彩を欠く場面も目立ち、一軍と二軍を行ったり来たりする不安定な状態となった。
しかし、この年のチームは快進撃を続け、球団初のパ・リーグ優勝を果たすと、クライマックスシリーズも勝ち上がり、日本シリーズへ。
そして来る日本シリーズ第3戦の先発マウンドを託された美馬は5回2/3無失点の好投で日本シリーズ初勝利をマーク。
続く第7戦、負ければ終了という重要な一戦でも先発し、再び6回無失点と好投、シリーズ2勝目を挙げた。
シーズン中はあまり良い印象が無かった年だったが、この日本シリーズでの活躍でシリーズMVPにも選出され「シリーズ男」のイメージを与えた。

迎えた翌シーズンは前年終盤の活躍もあって期待も大きかったが、再び不安定な面を露呈して2勝9敗に終わる。
その後は2016年にプロ入り初の完封勝利を挙げ、更に96球という球団史上最少投球数での達成をするなどインパクトのある好投もあれば、逆に打ち込まれてインパクトを残すなど、好不調の波がとにかく激しい。
2018年シーズンも途中で戦線離脱し、ローテーションは守れなかった。
「シリーズ男」で終われない正念場を迎えている美馬投手。社会人時代にクローザーを務めていた経験もあるだけに、中継ぎ転向も含めて持ち味を生かして欲しい。

平成23年第47回ドラフト(2011年)

1位:武藤 好貴(投手・JR北海道)
2位:釜田 佳直(投手・金沢高)
3位:三好 匠 (内野手・九州国際大付)
4位:岡島 豪郎(捕手・白鴎大)
5位:北川 倫太郎(外野手・明徳義塾)
6位:島内 宏明(内野手・明治大)

育成
1位:神保貴宏(外野手・北海道トランシス)

ピックアップ

見事な転身からチームの顔となる


今となっては意外に思うファンもいらっしゃるかもしれないが、岡島豪郎は捕手として指名を受け、入団している。
もともとはスカウトの指名リストにも入っていなかったとされている岡島選手だが、星野前会長の意向で指名が決まった。
プロ入り1年目は新人野手で唯一の一軍入りを果たし、ちょうど同時期に嶋捕手の離脱もあって即戦力としてマスクを被った。
結局、その後も第二捕手として一軍帯同を続け、打率.258もマークして「打てる捕手」としての地位を目指す。
しかし、翌年は怪我の影響で開幕一軍入りが遅れると、嶋の好調もあって出場機会が減少。そこで、自ら志願して大学以来となる外野手としての道を歩むことになる。もともと打撃が良かっただけに、その貪欲さで出場機会を獲得していった。
2014年シーズンには球団から正式に捕手から外野手への変更が決まり、レギュラー争いをしながらリードオフマンとしても活躍した。

岡島豪郎選手はその貪欲さ、ひたむきさはもちろんだが、明るい性格でチームを盛り上げるリーダー的な存在でもある。
2018年シーズンは打撃不振に陥り、最終的に打率1割台で終える悔しいシーズンとなったが、それでも一軍に帯同し続けたのはチームにとって精神的にも必要な存在だったからに違いない。
しかし、2019シーズンは数字も求められる年となる。若手の台頭もあり、中堅となった岡島選手がどこまで復活できるのか、期待したい。
なお、2019年シーズンは再び捕手として登録されることが決定した。秋季キャンプから捕手での練習に専念している。若手の台頭もあるだけに決して簡単な転向(復帰)にはならないが、豊富な経験を活かして再び活躍を見たい。

平成24年第48回ドラフト(2012年)

1位:森 雄大(投手・東福岡)
2位:則本 昂大(投手・三重中京大)
3位:大塚 尚仁(投手・九州学院)
4位:下妻 貴寛(捕手・坂田南)
5位:島井 寛仁(外野手・熊本ゴールデン)
6位:柿沢 貴裕(外野手・神村学園)

育成
1位:宮川 将(投手・大体大)

ピックアップ

言わずと知れた生え抜きエース


今や楽天イーグルスの、そして日本を代表するエースとなった則本昂大投手。
高校での甲子園出場経験は無いが、大学時代はリーグ通算33勝0敗という成績を残している。
ただ意外だったのは、ドラフトで指名が無かった場合は社会人として企業に就職する道も考えていたらしい。

それはさておき、楽天イーグルスに2位指名で入団すると、パ・リーグでは1958年杉浦忠氏(南海ホークス)以来55年振りとなる新人の開幕戦初先発・初登板を果たした。開幕戦こそ敗れたものの、2度目の先発で早々に勝ち星を挙げ、いきなり15勝をマークした。
また、この年はチームもリーグ優勝、日本一に輝き、日本シリーズでは新人として61年ぶり3回目の開幕第1戦で先発もした。
チームの優勝に貢献した則本は田中将大に次ぐ、2人目の新人王を受賞した。

その後も順調に勝ち星、そして持ち前のタフな投球スタイルで奪三振、完投をマークしチームの絶対的なエースに成長した。
チームとしては田中将大がメジャーへ移籍しただけに、その後任が不安視されていたが、全く問題なかった。
2018年シーズンは例年以上に打ち込まれることもあり、苦しいシーズンとなったが、それでも通算1000奪三振通算1000投球回を達成、終わってみれば史上3人目となる5年連続最多奪三振も達成した。

2018年シーズンで最も印象的だったのは、やはり二桁勝利がかかったシーズン終盤でしょう。当初は不安定な内容と自身のコンディション不良もあって勝ち星が伸びず、9勝で終わると思われていた。しかし、雨天中止で1試合10月13日までずれ込む日程になったことが功を奏し、10勝目を掛けた登板機会が与えられた。
更にチームは先発を古川投手に託し、2点リードの5回からマウンドに上がった則本。きっちりと3イニングをパーフェクトに抑え、ギリギリでの10勝目をマーク。
新人から続く6年連続二桁勝利をチーム一丸となって獲得することになる。
2019シーズンは是非、この恩返しをしてもらうべく、岸投手との2枚看板で勝ち続けて欲しい。

平成25年第49回ドラフト(2013年)

1位:松井 裕樹(投手・桐光学園)
2位:内田 靖人(内野手・常総学院)
3位:濱矢 廣大(投手・Honda鈴鹿)
4位:古川 侑利 (投手・有田工)
5位:西宮 悠介(投手・横浜商大)
6位:横山 貴明(投手・早大)
7位:相原 和友(投手・七十七銀行)
8位:相沢 晋(投手・日本製紙石巻)
9位:今野 龍太(投手・岩出山高)

育成
参加せず

ピックアップ

栄光から挫折、再び掴んだ新たな栄光


この年の注目は何と言っても甲子園で大会史上最多の10連続奪三振、1試合22奪三振の記録を打ち立てた松井裕樹投手。
評判通り当日はイーグルスを含めた5球団が競合の末、見事に楽天イーグルスが交渉権を獲得した。
2007年の田中将大投手以来となる春季キャンプ一軍スタートをすると、そのまま開幕一軍入りし、先発登板。プロデビューを果たした。
しかし、プロの世界はそう甘くはなかった。
デビューから3試合続けての敗戦投手となり、NPBの一軍公式戦において、高卒の新人投手が初登板から3連敗を喫した事例は、2リーグ分立(1950年)以降で初となる、不名誉なスタートとなってしまった。
その後は二軍での調整や救援要員への転向など、高校時代の輝かしい実績とは裏腹に歯がゆい時期が続く。
とはいえ、終わってみれば2014年のNPB新人投手で最も多い126奪三振(リーグ5位)をマークし、「ドクターK」の異名で知られた奪三振の多さはしっかりと見せつけた。

そして迎えたプロ入り2年目の2015年、セットアッパーとしてシーズンを迎える構想を練っていたものの、守護神ミコライオの怪我による離脱が発生し、急遽クローザーとして開幕を迎えることになった。
このままクローザーとしての頭角を現し、高卒2年目の左腕としては初の10セーブをマーク。その後も順調に救援に成功し、高卒2年目投手のNPBシーズン最多記録28セーブを達成。終わってみれば33セーブ(12ホールド、防御率0.87)を積み上げた。
翌2016年は梨田昌孝監督が就任。前年の成績もあり、この年もクローザーとしてチームを支え、球団史上初の一軍公式戦2年連続30セーブを達成した。
続く2017年も33セーブをマークし、通算セーブ数はついに96セーブに到達。

2018年、すぐにでも100セーブ到達と思われていたが、予想に反する救援失敗が続いた。開幕からセ・パ交流戦中までの成績が0勝5敗2セーブにとどまり、6月からは二軍調整を余儀なくされる。結局、一軍復帰後もこれまでのような伸びのあるストレートと切れのあるスライダー、ブレーキのかかったチェンジアップが本領発揮とはいかなかったものの、9月16日の対ロッテ戦でNPB史上31人目の一軍公式戦通算100セーブを達成、同時に史上最年少22歳10ヶ月で達成となった。

高校時代から注目を集めた左腕がプロ入り後に史上最年少100セーブを達成するとは誰もが予想しなかっただろう。
しかし、持ち前の強気なピッチングと奪三振ショーは変わらず、新たな栄光を掴んだと言えるでしょう。
とはいえ、2019シーズンは先発復帰なのか、クローザーとして再びチームを支えるのか、注目したいところである。

平成26年第50回ドラフト(2014年)

1位:安楽 智大(投手・済美)
2位:小野 郁(投手・西日本短大付)
3位:福田 将儀(外野手・中央大)
4位:フェルナンド(外野手・白鴎大)
5位:入野 貴大(投手・徳島インディゴ)
6位:加藤 正志(投手・JR東日本東北)
7位:伊東 亮大(外野手・日本製紙石巻)

育成
1位:八百板 卓丸(外野手・聖光学院)
2位:大坂谷 啓生(外野手・青森中央学院大)

ピックアップ

剛腕から、真の本格派右腕を目指す


この年の1位指名では甲子園で準優勝経験を持つ安樂投手を獲得した。
高校時代は済美高校のエースとして1年秋からエースナンバーを背負い、2年時の愛媛大会では自己最速の157キロをマーク。
更に甲子園では甲子園最速となる155キロをマークするなど、超高校級の剛腕投手として期待されていた。
プロ入り1年目はじっくりと二軍を中心に育成され、10月に一軍デビューすると、球団初の高卒新人投手による初登板初勝利を挙げた。

その後も先発やチーム事情に合わせて中継ぎ登板するなど出場機会はあるものの、コントロールの精度に苦しみ防御率の高さが目立つことになる。
高校時代にマークした自慢の剛腕は鳴りを潜めているが、むしろコントロール重視の丁寧な投球スタイルへと進化を目指している。
まさにスピードだけで通用した高校時代とは裏腹に、急速を落としてもコントロールや投球術の方が重要であると示してくれた投手の一人ではないでしょうか。
まだまだ若い選手なだけに、いずれは先発ローテーションを守ってくれることに期待しましょう。

平成27年第51回ドラフト(2015年)

1位:オコエ 瑠偉(外野手・関東第一)
2位:吉持 亮汰(内野手・大商大)
3位:茂木 栄五郎(内野手・早稲田大)
4位:堀内 謙伍(捕手・静岡高)
5位:石橋 良太(投手・Honda)
6位:足立 祐一(捕手・パナソニック)
7位:村林 一輝(内野手・大塚高)

育成
1位:出口 匠(内野手・津田学園)
2位:山田 大樹(内野手・菰野高)

ピックアップ

ひたむきな好青年がチームを支える


この年は高校野球を沸かせた関東一高のオコエ瑠偉を獲得したことで話題となったが、3位指名には即戦力野手として茂木栄五郎選手の獲得に成功した。
神奈川の強豪校桐蔭学園では1年秋からレギュラーだった逸材は、甲子園出場こそ届かなったものの、東京六大学の早稲田大学へ進学。
1年春からすぐさまレギュラーとなり、まさにどのチームにおいても即戦力としての活躍を見せた。
大学まで主にサードを守っていたが、楽天イーグルス入団後はチーム事情もあってショートに転向。
一軍開幕戦では6番・ショートで出場し、球団初の新人野手の開幕スタメン出場となった。
最終的には打率.278、7本塁打をマークして新人王のタイトル獲得とも期待されたが、残念ながら選出にはならなかった。

続く2年目のシーズンでは不動の1番打者として打線を牽引。2番に外国人選手ペゲーロを配置する超攻撃打線でチームのAクラス入りを支えた。
打率.296、17本塁打と前年を大きく上回った成績も残し、なくてはならないリードオフマンに上り詰めた。なお、この本塁打数は球団初の生え抜き野手によるシーズン二桁本塁打にもなった。
さらに茂木選手の特徴といえば超積極的な打撃スタイルにあると言えるでしょう。
それを裏付けるかのように、キャリア2年目にしてパ・リーグタイ記録となる初回先頭打者初球本塁打3本をマーク。同年クライマックスシリーズでも初回先頭打者初球本塁打を放ち、まさに初回の第1球目から積極的に振ってくる脅威の打者となった。

しかし、2018年シーズンは怪我に苦しんだこともありスランプを経験することになった。
特にシーズン終盤はなかなか一軍に復帰することができず、中途半端なままシーズン終了となってしまった。
チーム事情とはいえ、やはり前年の快進撃を支えた一方で負担も大きかった可能性があり、2019シーズンの復帰が待たれる。

平成28年第52回ドラフト(2016年)

1位:藤平 尚真(投手・横浜高)
2位:池田 隆英(投手・創価大)
3位:田中 和基(外野手・立教大)
4位:菅原 秀(投手・大阪体育大)
5位:森原 康平(投手・新日鐵住金広畑)
6位:鶴田 圭祐(投手・帝京大準硬)
7位:野元 浩輝(投手・佐世保工)
8位:石原 彪(捕手・京都翔英)
9位:高梨 雄平(投手・JX-ENEOS)
10位:西口 直人(投手・甲賀医療専門)

育成
1位:千葉 耕太(投手・花巻東)
2位:南 要輔(内野手・明星大)
3位:向谷 拓巳(内野手・兵庫BS)
4位:木村 敏靖(投手・履正社医療)

ピックアップ

無名の守備固めから、不動の外野手へ急成長


この年の注目は楽天イーグルスのドラフトで初めての横浜高校出身投手となった1位指名の藤平投手。
神奈川県の名門、横浜高校出身の投手と言えば、「平成の怪物」松坂大輔をはじめ、涌井秀章、成瀬善久などプロでも活躍する大物投手を輩出している名門校だ。
しかし、それ以上にブレイクを遂げたのが3位で立教大学から入団した田中和基選手で間違いない。
もともと50メートル走5秒89という俊足を武器に走塁・守備での活躍を期待され、入団1年目は主に代走からの守備固めというシーンが目立った。
そんな起用法もあって1年目は51試合の出場にとどまったが、これが功を奏すことになる。
2年目は一軍でスタートするも、不振に陥り二軍へ。二軍でも不振が続いたため、池山二軍監督の提案もあって現エンゼルスの大谷翔平選手を模したノーステップ打法に改良した。それが見事にハマり、5月に一軍へ戻ると、本塁打、ヒットを量産。
前年活躍した「恐怖の1・2番」と言われた茂木、ペゲーロ選手の不振もあり、上位打線での起用が増えていった。
結局、そのままレギュラーの座を離さず、プロ入り2年目にして自身初の規定打席に到達した。それと同時に、前年の出場が51試合だったため新人王の資格を有しており、一気に新人王の最有力候補となった。
最終的に、打ってはチーム2位となる18本塁打をマーク。自慢の俊足はもちろん健在で21盗塁をマークし、守備でも俊足を生かしたファインプレーが何度もあった。
さらに打撃面では松井稼頭央選手以来となるスイッチヒッターとしての出場も印象的で、シーズン途中には球団でセギノール以来となる1試合両打席本塁打もマークした。
2018年、球団野手初となる新人王のタイトルが懸かっている一方で、本人は2019シーズンに向けた飛躍を誓っていることでしょう。

平成29年第53回ドラフト(2017年)

1位:近藤 弘樹(投手・岡山商)
2位:岩見 雅紀(外野手・慶應大)
3位:山崎 剛(内野手・国学院大)
4位:渡辺 佑樹(投手・横浜商大)
5位:田中 耀飛(外野手・BFL兵庫)
6位:西巻 賢二(内野手・仙台育英)
7位:寺岡 寛治(投手・BC石川)

育成
1位:井手 亮太郎(投手・九州産業大)
2位:松本 京志郎(内野手・光南高)
3位:中村 和希 (外野手・天理大)

ピックアップ

慶應のエルドレッドが和製大砲を目指す


この年のドラフトでは大卒の即戦力を中心とした指名をした楽天イーグルス。
2位指名で慶應義塾大学から楽天イーグルスへ入団したのが岩見雅紀選手だ。
大学時代は、その恵まれた体格から放つ特大本塁打が印象的で、「慶應のエルドレッド」と呼ばれるほど日本人離れしたパワーが持ち味。
事実、東京六大学リーグでは通算21本塁打を放ち、プロ野球界でも活躍した高橋由伸・田淵幸一に次ぐ歴代3位の実績を持って入団した。

開幕から二軍でじっくりと経験を積みながら一軍での出場機会を伺った。
結果として、チーム事情もありシーズン終盤に代打を中心とした出場機会が与えられるも、24打数0安打、14三振という悔しい結果で一年目のシーズンを終了した。同期入団した山崎剛や西巻選手が初安打をマークしており、守備でも出番があるだけに焦りも見えるでしょう。
しかし、持ち前のパワーとパンチ力はどの選手よりも岩見選手が持つ最大の武器。
必ずや、その力が必要になる時が来るでしょう。

平成30年第54回ドラフト(2018年)

1位:辰己 涼介(外野手・立命館大)
2位:太田 光(捕手・大阪商業大)
3位:引地 秀一郎(投手・倉敷商業高)
4位:弓削 隼人(投手・SUBARU)
5位:佐藤 智輝(投手・山形中央高)
6位:渡邊 佳明(内野手・明治大)
7位:小郷 裕哉(外野手・立正大)
8位:鈴木 翔天(投手・富士大)

育成
1位:清宮 虎多朗(投手・八千代松陰高)
2位:則本 佳樹(投手・山岸ロジスターズ)

ピックアップ

大卒内野手のレギュラー獲得へ

1位指名の辰己選手が即戦力として期待されているが、6位指名で入団する渡邉選手に期待したい。
東京六大学リーグでは首位打者に輝き、バッティングセンスがある。
守備や走塁のレベルも高く、若手の内野手としてレギュラー争いに加わって欲しい。